海外作家【マ行】
『南回帰線』ヘンリ・ミラー|新潮社(新潮文庫)|2024.10.26 読了 昔、地面に寝転びながら、星のない夜空を眺めて「明日、世界が滅んじまえばいいのに」と呟いた友だちがいた。ぼくもその横に寝転んでいて、「そうだ、こんなくだらない世界はなくなっちま…
『北回帰線』ヘンリ・ミラー|新潮社(新潮文庫)|2024.10.17 読了 ロレンス・ダレルは、ぼくの中で至高の作家である。アレクサンドリア・カルテットを手にして以来、それは今でも変わることはない。創作の真似事をしているけれど、その境地はそこにあると…
2024.05.29 読了 昔、とある店で店長をやっていた頃、小学生が職場体験にやってきたことがある。普段はエリア1ゆるい店長と評判のぼくだったが、当時、息子が通っていた小学校ということもあり、なかなかに気合を入れて臨んだものだ。職場体験はなかなか好…
2024.01.17 読了 少し前に読んだ本のことだけれど、思いがけない再会をしたので、少しそのことについて語ってみる。 本は繋がっている、というのがぼくの考えである。それは鎖のように繋がっていて、思いもかけないところで、思わぬ出会いに繋がったりもする…
昔働いていた職場でいつもガールズバーの話しかしない先輩がいた。 彼は当時40代でぼくより16、7歳は年上だった。性格はとても優しくて、とても面倒見のいい人であったけれど、とても残念なことに口を開けばガールズバーの話しかしなかった。たまに違う話を…